マイ・ガール / テンプテーションズ
こんにちは、エリーです。2023年3月9日。札幌のソウルバーMAYBEの充さんが亡くなってから42回目の月命日です。相変わらず会いたい気持ちの置き場所を見つけられずにいる毎日です。
3月は日本ではホワイトデーの月ということで、男性から女性への愛を歌った甘々のラブソングを選びました。The Temptations(テンプテーションズ)の、"My Girl(マイ・ガール)"です。
"My Girl"は、「彼女が側にいてくれるだけでどんな日もどんな状況でもハッピー!」と、恥ずかしげもなく彼女ではない誰かにその幸せを語っている曲です。まるでうちの主人のようで(ここのところあちこちでやたらと惚気る...笑)、個人的にもかなり親しみのある曲です(*´▽`*)
今回この曲を訳すにあたって考えたのが"My Girl"の訳し方でした。直訳すれば「僕の彼女」なのですが、それだと少々無機質かなと。やはり"my girl"と誰かを呼ぶのはとても特別な響きで、「自分だけの大切な相手」という意味や、"lady"ではなく"girl"であることで「か弱くて守らなければいけない相手」という意味も含まれているとも感じます。
こんな理由から"My Girl"は「可愛い人」か「愛しい人」かで悩んだ末に、「愛しい人」にしました。後者を選んだ理由は、「可愛い人」は"my girl"本人に対して使うことが多い印象だからです。この曲はあくまでも恋人本人ではなく第三者に対して語っている内容なので、「愛しい人」の方を使うことにしました。
ねえ、充さん。この曲は私がMAYBEに通い始めたばかりの頃に、お店の2階からおりてくる階段の途中で聴こえてきたのがすごく印象に残ってるの。まだソウルを聴き始めたばかりで知ってる曲も少なくて、でもこの曲は聞き覚えがあって、すごく嬉しくなった。今でも聴くとMAYBEを思い出す曲はたくさんあるの。「こんな日はMAYBEで充さんに話を聞いて欲しいな」って日も未だによくある。会いたいな。
My Girl / The Temptations
I've got sunshine
僕には陽の光がさす
On a cloudy day
曇りの日にも
When it's cold outside
外が寒い時でも
I've got the month of May
僕には五月の陽気
I guess you'd say
君はきっと言うだろうね
"What can make me feel this way?"
何が僕をこんな気持ちにさせるのかって
My girl, my girl, my girl
それは僕の愛しい人
Talkin' 'bout my girl
僕の愛しい人の話
My girl
愛しい人
I've got so much honey
僕はたっぷりのハチミツを手に入れた
The bees envy me
蜂たちもうらやむほどさ
I've got a sweeter song
僕の歌は甘い
Than the birds in the trees
木々にとまる鳥たちよりも甘いんだ
I guess you'd say
君はきっと言うだろうね
"What can make me feel this way?"
何が僕をこんな気持ちにさせるのかって
My girl, my girl, my girl
それは僕の愛しい人
Talkin' 'bout my girl
僕の愛しい人の話
My girl
愛しい人
I don't need no money
僕はお金も
Fortune or fame
富も名声もいらない
"fortune(フォーチュン)"は「幸運」という意味で使われることもありますが、
主要な意味は「富、財産、資産、大金」です。
I got all the riches baby, one man can claim
人ひとりが手に入れられる
すべてのぜいたくを手に入れたから
I guess you'd say
君はきっと言うだろうね
"What can make me feel this way?"
何が僕をこんな気持ちにさせるのかって
My girl, my girl, my girl
それは僕の愛しい人
Talkin' 'bout my girl
僕の愛しい人の話
My girl
愛しい人
I got sunshine on a cloudy day with my girl
愛しい人といるから曇りの日にも陽の光がさす
I've even got the month of May with my girl
愛しい人といるからいつも五月の陽気
Talkin' 'bout, talkin' 'bout, talkin' 'bout my girl
これは僕の愛しい人の話
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