Opus 17 (Don't You Worry 'Bout Me) / The Four Seasons

オーパス・セヴンティーン / フォーシーズンズ


 こんにちは、Ellieです。2021年2月9日。札幌のソウルバーMAYBEの充さんが亡くなってから17回目の月命日となりました。

 

 いつもは充さんとのまたはMAYBEでの想い出の曲を紹介しているB.B.MAYBEですが、2月は私の誕生月でありバレンタインデーの月と言うことで、今回は私のお気に入りのラブソングを紹介したいと思います。

 

 今回紹介する曲は、The Four Seasons(フォーシーズンズ)の"Opus 17 オーパス・セヴンティーン (Don't You Worry 'Bout Me)"です。Frankie Valli(フランキー・ヴァリ) の曲は以前載せた"Can't Take Eyes Off You(君の瞳に恋してる)"ももちろん好きですが、ラブソングと言ったら私はこっちがイチオシです。

 

 "Opus 17"は、離れて行く恋人の気持ちを理解して穏やかに見送るふりをしながら、態度で言葉で全力で追いすがり、自分以上に彼女を愛せる男はいないと声高に主張し、「いつまでも何があっても一生待ってるからいつでも戻って来てね!!!」と泣く泣く相手を送り出すフラれ男の言葉を綴った曲です。

 

 元々は映画Jersey Boys(ジャージーボーイズ)を観てこの曲を知り、初めてフルで聴いて「ひと耳惚れ」をしました。この歌詞の愛の深さに感動した私が歌詞を訳して主人に見せたら一言、「ストーカーの曲だ」と。まあそこは否定できないし「Ellieはラブソングの趣味悪すぎ」と思われても仕方ないですけれども...(笑)。

 

 それでも私にとってこの曲は、「深い愛を歌った曲」なのです。だって私は主人にこれくらい(いやそれ以上)愛されているので。もちろん私はこの彼女のように離れたりしませんけれども...(´∀`*)ウフフ お惚気失礼いたしました。でもバレンタインデーということでどうぞ流してください。

 

 ねえ、充さん。バレンタインデーの週末に遊びに行ったらどんな曲を聴かせてくれたのかな。それともそんなの関係なくいつものMAYBEだったのかな。チョコレートかじりながらあまーいバラードをたくさん聴かせてほしいな。お酒は飲めないから、ドリンクはホットミルクで...(笑)。

 

 

 

 

Opus 17 (Don't You Worry 'Bout Me)

The Four Seasons


Oh I can see

ああ分かるよ

There ain't no room for me

もう僕の居場所は無いんだね

"room"は「部屋」という意味ですが、

物理的な「部屋」という場所だけでなく、

「余裕」や「心の中での居場所」など

抽象的な「場所」や「スペース」を指すこともあります。

ここでは「恋人としての物理的な立ち位置」と

「彼女の心の中での自分の居場所」の両方を指していると読み取れます。

 You're only holding out your heart in sympathy.

君はただ同情で気持ちを繋いでいるだけだ

If there's another man

他に誰かいるのなら

Then girl I understand.

それでいいから

“understand”は「分かる・理解する」ですが

この場面では「納得する」という意味で使われています。

Go on and take his hand

さあ彼の手を取って

“go on”は「さあどうぞ」という感じ

And don't you worry 'bout me.

僕のことは気にしないで

“worry”は「心配する・気にする」

 

Oh I'll be blue

僕は落ち込むだろう

And I'll be crying too-

泣きもするだろう

But girl you know I only want what's best for you. 

でも僕は君にとって最良のことだけを望むよ

What good is all my pride

僕のプライドが何だって言うんだ

If our true love has died?

僕らの真実の愛が死んでしまったなら

Go on and be his bride

さあ彼の花嫁になって

And don't you worry about me.

僕のことは気にしないで

 

I'll be strong.

僕は強くあろう

I'll try to carry on.

先へ進む努力をしよう

Although you know it won't be easy when you're gone.

もちろん君がいなければ簡単なことではないけれど

“you know”は相手に同意や共感を求めると言うよりは、

相手の同意や共感を前提として

「分かるだろ」「知っての通り」という風に使われます。

I'll always think of you:

いつも君を想う

The tender love we knew.

僕らのあの優しい愛を

But somehow I'll get through

でも何とか乗り越えるから

So don't you worry 'bout me.

僕のことは気にしないで

 

Sweetie pie

可愛い人

英語では(特に男性から女性に対して)恋人を甘い言葉で表現することが多いです。

よく耳にするのはSweet Heart, Sugar, Sweetie等々...

その物理的な甘さ度合いが相手を愛しく思う深さの現れだとすると、

この”Sweetie pie(甘いパイ)”という表現の甘さと愛の深さが伺い知れます。

Before you say goodbye

サヨナラを言う前に

Remember if he ever leaves you high and dry:

覚えておいて欲しい

彼が君をひどく傷つけるようなことがあったら

“high and dry”は元々は

船が座礁して(乗り上げて)しまった = high

(乗り上げてしまって)水がない = dry

これが転じて「身動きが取れない・どうにもならない状況・困難な状況」という意味です

“leave”はここでは「去る」ではなく「○○の状況のままにする」

そのため直訳は「彼が君を困難な状況のままにすることがあったら」

Don't cry alone in pain

一人で痛みを抱えて泣かないで

Don't ever feel ashamed

恥ずかしいなんて思わないで

If you want me again

また僕が必要なら

Just don't you worry 'bout me.

僕のことは気にしないで

 

I love you

愛してる

No matter what you do

君が何をしようとも

I'll spend my whole life waiting if you want me to.

君が望むならこの人生すべてを君を待つことに費やそう

ここが私がこの歌詞の中で一番好きなラインです。

初めて聴いた時には胸キュンしてしびれました。

この歌詞の意味と同じくらい使われている単語が素敵なのです。

“spend”は「費やす」という意味。

「この人生すべてを使う」ではなく

「この人生すべてを費やす」という表現がポイントです。

「費やす」という表現で人生が時間が有限の資源であることをはっきりと認識し、

そのうえで待つことだけでそれを使い切ったとしても悔いはないほど彼女を愛しているという意思表示なのです。

ここまで自分だけを思って自分を待ち続けてくれる誰かがいるなんて素敵...

と、この曲を聴く度に思っています(´∀`*)ウフフ

And if this is goodbye

これが本当の別れなら

You know I'd rather die

死んだ方がマシだ

Than let you see me cry-

君に涙を見せるくらいなら

'Cause then you'd worry 'bout me.

だってそうしたら君は僕を心配するだろう

 

I'll be strong.

僕は強くあろう

I'll try to carry on.

先へ進む努力をしよう

Although you know it won't be easy when you're gone.

もちろん君がいなければ簡単なことではないけれど

I'll always think of you:

いつも君を想う

The tender love we knew.

僕らのあの優しい愛を

But somehow I'll get through

でも何とか乗り越えるから

So don't you worry 'bout me.

僕のことは気にしないで

 

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