Pillow / Tony! Toni! Tone!

ピロー / トニー・トニー・トニー


 こんにちは、エリーです。2022年11月9日。札幌のソウルバーMAYBEの充さんが亡くなって3年と2ヶ月。ここ札幌は日に日に寒くなってきて、以前私たち夫婦がよく札幌に遊びに来ていた季節が近づき、充さんとMAYBEを思い出すことが多い時期です。

 

 今回は、最近充さんが繋いでくれた素敵なご縁のお話と、そのご縁にまつわる曲の紹介です。

 

 このサイトは元々、充さんが亡くなったことに関する私の気持ちの整理と想い出語りを目的として始めました。そのため大々的に宣伝するという気もあまりなく、非常に細々と、Facebookインスタで更新情報だけ発信しています。

 

 そんな中、そのインスタを見て(恐らくは「知り合いかも?」や「おすすめアカウント」から)このサイトのインスタアカウントをフォローしてくださったのが、ススキノのダイニング・バーSweet Talkのオーナーの佐竹さんでした。

 

 佐竹さんいわく、私のアカウントを見て「この人、充さんとどんな関係なんだろう?」と思ったのがきっかけだったそうです。

 

 すぐにフォローバックしてみると、Sweet Talkのアカウントには美味しそうなお料理の写真が並んでいました。更にソウルミュージックがお好きということで、お酒が飲めない私でも楽しめそうと直感し、9月の充さんの命日の後にアポなしでお店に行ってみたのが初対面です。

 

 お話を伺うと、Sweet Talkは紹介制のお店とのこと。しかしながらインスタで相互フォローをしていただいているという話をしたところ、快く受け入れてくださいました。

 

 これまで数回お邪魔していますが、どのお料理もとても手間暇かけて丁寧に作られたものばかりで、どれもはずれなく美味しいです。そして仕事の区切りが日曜日の私にとっては、日曜日の夜に遊びに行けるお店と出会えたのが何よりも嬉しい出来事でした。

 

 先日Sweet Talkに行った際に、先月紹介した"Tell Me Mama"の話になりました。店名の通りソウルの中でもスウィートな曲が好きという佐竹さんのお気に入りは、同じアルバムに収録されている"Pillow"だと、その場で曲をかけて聴かせてくれました。

 

 そんなわけで、素敵な出会いのご挨拶がわりに、そしてご縁を繋いでくれた充さんへの感謝も込めて、今月はTony! Toni! Tone!(トニー・トニー・トニー) の"Pillow(ピロー)"の和訳と解説をします。

 

 "Pillow"とは「枕」のこと。まさにこれからベッドインというシーンを描写した曲です。これ以上ないというくらいスウィートな言葉と雰囲気で相手を誘う、優しく耳に心地好い曲ですが、後半のフレーズでは「かわいい子なら誰でも大歓迎♪」な男性の本音駄々洩れという、下衆な一面もしっかりあります(笑)。

 

 直訳調ではいかにも野暮ったくなってしまうので、今回は少し意訳寄りの訳詞にしました。ただしいつも通りちょいちょい文法解説は入れています。英語に関しては基礎文法が大好物という、変態なので...( *´艸`)

 

(文法解説は興味なければどうぞ飛ばして読んでください。)

 

 ねえ、充さん。いなくなってからも素敵な曲を教えてくれたり、素敵な出会いに導いてくれたり、さすが充さんだなぁって思う。きっと充さんにそういうつもりはなかったんだろうけど、たくさんのものを遺してくれたんだね。まだまだ何かありそうって期待しちゃう。ありがとう。大好き。

 

 

(Lay Your Head Over My) Pillow

/ Tony! Toni! Tone!


Lay your head on my pillow

僕の枕に頭を乗せて

And just relax, relax, relax ('cause it was meant for you)

そしてただリラックスして(だってこれは君のためのものだから)

"be meant for A" で「Aのためのもの、Aに向けられたもの」という意味。

"meant"は"mean"の、"was"はbe動詞"is"の過去形です。

Lay your head on my pillow

僕の枕に頭を乗せて

And just relax, relax, relax ('cause it was made to groove)

そしてただリラックスして(だってこれはグルーヴするためのものだから)

"it was made to groove"は直訳すると「グルーヴするために作られたもの」

文法的に分解すると、

"it was made(作られた)"が過去形の受動態(受け身表現)、

"to groove(グルーヴするために)"が不定詞です。

 

Here we are in the room together

部屋の中に2人

Holding hands and it's gonna get better

手を繋いで、これからもっと良くなるよ

And I know that you're in the mood, yes

君もそういう気分だって分かってるさ

 

So put your purse down

さあバッグを置いて

And take off your jacket

ジャケットを脱いで

Oh girl it's about to get nasty

そろそろ大人の時間だよ

"nasty"は「汚らわしい、不潔」という意味

一方で、男女の性的な営みの盛り上がりを表現するのにもよく使われる単語です

You'll love what we gonna do

きっと君も気に入るさ

 

So lay your head on my pillow

だから僕の枕に頭を乗せて

And just relax, relax, relax ('cause it was meant for you)

そしてただリラックスして(だってこれは君のためのものだから)

Lay your head on my pillow

僕の枕に頭を乗せて

And just relax, relax, relax ('cause it was made to groove)

そしてただリラックスして(だってこれはグルーヴするためのものだから)

 

Lay your head on my pillow

僕の枕に頭を乗せて

And just relax, relax, relax

そしてただリラックスして

Lay your head on my pillow

僕の枕に頭を乗せて

And just relax

そしてただリラックスして

 

 

Won't you pull back the sheets and lay down

シーツをめくって横になって

Put your head upon my shoulders

頭は僕の肩にのせて

Let me tell you how I wanna feel

僕がどうしたいか聞いて欲しいな

"let + 人 + 動詞"で「人が○○するのを許可する」「人に〇〇させてあげる」

という意味になります

"let me tell you"は直訳すると

「(僕が)君に○○と言うのを許可して」という感じです

 

You're the girl that knows my pleasure

君は僕の悦びを知る女性

So let me go down and find my treasure

だから君の中の僕の宝物を探させて

Let me see where my pearl is at

僕の真珠がどこにあるか見せて

 

Lay your head on my pillow

僕の枕に頭を乗せて

And just relax, relax, relax

そしてただリラックスして

Lay your head on my pillow

僕の枕に頭を乗せて

And just relax

そしてただリラックスして

 

So lay your head on my pillow

だから僕の枕に頭を乗せて

And just relax, relax, relax ('cause it was meant for you)

そしてただリラックスして(だってこれは君のためのものだから)

Lay your head on my pillow

僕の枕に頭を乗せて

And just relax

そしてただリラックスして

 

The cutie pies they all know

カワイ子ちゃんたちはみんな分かってる

They can always L-A-Y on my pillow

いつでも僕の枕に横になっていいって

The cutie pies they all know

カワイ子ちゃんたちはみんな分かってる

They can always L-A-Y on my pillow

いつでも僕の枕に横になっていいって

 

The cutie pies they all know

カワイ子ちゃんたちはみんな分かってる

They can always L-A-Y on my pillow

いつでも僕の枕に横になっていいって

They can always, they can always

いつでもいいよ、いつでもいい

 

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